ボルト自体の振動を抑制する新しい開発案件です。(特許取得済)

振動している部品に対して物理的にボルトが接している場合、
当然その振動はボルトへ伝わってしまいますが、この振動抑制ボルトは
そのボルト自体の振動を抑制する効果が見込めます。

穴径や充填剤の種類を変えることで、周波数の異なる振動を抑制する事も可能です。
将来的にはこの研究をさらに進め、フレームやパイプ等の振動を抑制する技術にまで
進化させたいと考えております。

※日刊工業新聞 2020年7月20日掲載

・振動抑制ボルトカタログ(PDF)
※別ウインドウで開きます。

スイープ加振試験

○無加工のボルト、貫通穴をあけた中空ボルト、振動抑制ボルトの3本を
スイープ加振試験にかけ、振動抑制幅を分析。

○スイープ加振試験は90Hzから350Hzの周波数幅を設定、1分間かけて
90Hzから350Hzまで上げていく方法で実施。

○試験で採取した情報を、振動周波数と加速度でまとめ、比較したものが下記のグラフとなり、
加振試験の結果は、無加工ボルトに比べ平均約50%、最大約86%の振動の差が出る結果となりました。

○スイープ加振試験条件
・加振範囲:90Hz~350Hz  ・加速度:5G  ・片道スイープ加振:1分
・取付位置:ボルト中央  ・締付トルク:50N・m  ・治具締付トルク:24.5N・m

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